新宿奇譚

〜人民教育の実態とわっ?〜

※このページは特定の国の中傷や政治的なアジテーションを目的としたものではありません。※

 

魔都、新宿。


言わずと知れた東京の中心都市にして、昼の顔、ビジネス街やショッピング街から、夜の顔、繁華街・風俗街、ゲイバー街まで併せ持つ奥の深いまちである。

管理人もこの町の魅力に魅せられてはや幾年、ほぼ毎日通い続けている。わざわざ遠回りをしてまで新宿周りの定期券を買っているほどである。

 

さて、新宿の大きな魅力の一つが「雑居ビル群」である。狭く密集した雑居ビル群の中に狭い店が数多く入店し、大都市ならではのサブカルチャーを形作っている。
新宿で手に入らないものはないと言われている。そして、どんな凄いものがあるか分からない。雑居ビル群はいわば、宝の山なのである。

 

9月1日の歌舞伎町では雑居ビルで火災が起き多数の死傷者を出した。被害者の方のご冥福をお祈りしたい。

 

今回は、その中でも東新宿の「中国書店」を取り上げてみようと思う。

 

ある日、大学に通う途中に私は山手線の中から見慣れない小さな看板を目にした。

その名も「中国書店」。

 

8月某日、帰京してきた友人とともに、我々は地図中緑点の場所にある雑居ビルへと向かった。眼鏡屋の横にある狭い入り口を入ると、急峻な三角形の螺旋階段がある。新宿や池袋に特有の猥雑な雰囲気のフロアを4階まで上ったところにそれはあった。

 

見た感じはただの本屋。「中華風」ではない。
しかし、確実に異様な雰囲気が漂っている。店内には中国語しか書いてないし、日本語も英語も全くなし。店員(含レジ係)は中国語しか喋れない(爆)

 

狭い店内には中国の小説や漫画…洋書店の中国版(^^; のようなものか…と思ったら、ちょっと違う。

明らかにコピー品と思われる中国のテレビ番組や映画のビデオが、店の奥の狭い棚(私が歩くだけで精一杯)にびっっっしりと入っている。そういえば入り口に録影滞(ビデオレンタル店)とも書いてあったっけ。しかし、すごい品揃えである。コピー品なのは新宿アングラ界に免じて許してやろう。しかし、ダビング用のビクターHG120を店内に積んでおくのは笑えないな。

 

私がビデオを物色している間に、友人は"日本ガイドブック"などの棚を見ていた。
そこに、それはあったのである。

さて、ここからが本題です。

 

※画像が多いですが、どうか最後まで読み込んでやってください。> モデムのみなさま

 

なにがあったかというと、

 

「説日語」ようするに、中国人向けの日本語解説書である。


西北大学出版社から1994年に出ていて、再版までされている。
↑ここら辺がポイントなので、意識して読み進めてくれ。

キャッチフレーズは「応急、実用、速成」。

 

ここまではなんと言うこともないよね。

 

では、内容を見てみよう。

「先行者」じゃないけど、けっこう凄いよ。

まあ、固定観念抜きで見てやってくれ。

いい? これから日本語を勉強する中国人の気分になるんだよ。

(そろそろ画像は読み込まれたかな?)

では、ココロの準備をして!!

学習スタート!!


 

1.簡単な日常会話

↑最後の行は音を表す

 

 

 

 

 

 

…えっと、

…………

…………凄いよ大学の教科書!

よし! これで日常会話はばっちりぞす!(汗

じゃあ、一気に応用に行ってみよう!(->次ページへ)