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目次
はじめに〜宗谷岬→稚内
稚内→サロベツ原野→初山別
初山別→留萌→旭川
大雪山の紅葉再び
自己啓発セミナーの罠? 旭川→美瑛→富良野
富良野→狩勝峠→新得
新得→帯広→帰路、総括

9/18 初山別〜留萌〜旭川 79 km(実走)

3日目。地図中のコースの色は青:15km/h→赤40km/hに対応します。
3日目。地図中のコースの色は青:15km/h→赤40km/hに対応します。
朝奥さんがおにぎりを3つ持ってきてくれた。どこまで親切なんだ、と感涙。仕度して庭に出ると4匹の犬が。その1匹が遊んで遊んで〜という感じでじゃれついてきた。しきりに脇を見せるので腹をさすると、気持ちよさそうにじっとしている。私は犬は恐いのだが、この子は可愛かった。
朝になってライダーハウスの全景を知る。
朝になってライダーハウスの全景を知る。
奥さん。世話になりました。
奥さん。世話になりました。
さて、子供と奥さんに手を振られて一路羽幌へ。
初山別(停)線って道道の名前についてますよね。<br>これがかつての鉄道の名残り(停車場)なんです。<br>道の名前に残ってることは多いので注目点。
初山別(停)線って道道の名前についてますよね。
これがかつての鉄道の名残り(停車場)なんです。
道の名前に残ってることは多いので注目点。
初山別市街。
初山別市街。
昨日と同じく、アップダウンがはじまる。ママチャリダーの旅人を一瞬で抜いて、次にふり返ったときには彼は1kmぐらい背後であった。その次に見たらすでに丘の向こうであった。たぶんあの人、丘ごとに登りを押してるんじゃないかしら。無理もないけどそれじゃあいつまでも着かないぜー。
さくさく登りましょう。
さくさく登りましょう。
ペンギンじゃなくてオロロン鳥。
ペンギンじゃなくてオロロン鳥。
登って下り、登って下り、登って下り、そのうち丘のふもとに大きな市街が見えてきた。羽幌だ。ここまでの言い方で大きい、とか小さい、とかいうのは、数本の裏通りがある=大きい,国道沿いで大体完結する=小さい、である。
羽幌へ下っていく。
羽幌へ下っていく。
羽幌は稚内から150kmぶりにPHSが入る。温泉とホテルと道の駅を兼ねた大きな施設へ。この街なら羽幌線の資料があるだろうと郷土資料館の場所を聞き、元裁判所という洋館へ向かった。学芸員はいい人で、羽幌線関連の展示パネルは大してないということで廃止時に留萌新聞とかいう地元紙が発行した貴重な資料を見せてくれ、さらに今も残る鉄道施設の場所を教えてくれた。
「この町に来るってことは、北海道は5回目ぐらいかな?」
と聞かれた。まだ3回目である。
羽幌町郷土資料館。
羽幌町郷土資料館。
ここも炭鉱の町であった。
ここも炭鉱の町であった。
そしてタンちゃん(笑)
そしてタンちゃん(笑)
鉄道関係の展示も多少。
鉄道関係の展示も多少。
日本人のつもりらしいぞ。<br>マネキンもらって来て髭つければいいってもんでもないぞ。(^^
日本人のつもりらしいぞ。
マネキンもらって来て髭つければいいってもんでもないぞ。(^^
しばらく歓談したあと、炭鉱の歴史などの展示を見て資料館をあとにした。少し前までは町のどこかに8620(SL)が静態保存してあったらしい。

走っていると道沿いにいくら丼の看板があったので誘われて入ってみた。洒落れたカフェ「ココ カピウ」である。が、メ二ューは浜でとってきたウニやらいくらやら。味は…やはり濃厚さが足りない。まずくはないのに。

次の町は8km先の苫前(とままえ)。ここは熊による淒惨な人喰い事件があったことで有名な町だ。そのためか、街中に熊をマスコットにした看板や像が目立つ。おいおい、観光資源にしていいのか?(笑)
いや、町のロゴはあかんやろ。
いや、町のロゴはあかんやろ。
事件は三毛別(さんけべつ)というすご〜く山奥の集落で起きた。ある冬、当時わらぶきの家を大熊が襲い、女性と子供を殺して喰った。その通夜をやったらその席にまた同じ熊が現れ、喰おうとしたが失敗し、その帰りに別の家を襲って数人を喰ったという。その後山狩りのあげく熊は殺されたらしい。人の血の味を覚えた熊や、巣穴をもたない熊は危険なんだそうだ。この事件は「羆嵐(くまあらし)」という小説になり、映画化されている。「熊」より「羆」の方が何となく禍々しくていいよな。そう思わない?

この事件の資料が苫前の郷土資料館にある。資料館には恐しい顔をした羆の看板があり、入口を指している。うーん。巨大な羆の剥製や、それが家を襲っている模型を見学し、その後羆嵐の映画を見た。三國連太郎がマタギの役で、森田健作が羆に妻子を殺された男の役だった。古いのう。
入口クマー
入口クマー
資料館クマー
資料館クマー
ちょっとお邪魔しますよ
ちょっとお邪魔しますよ
クマー
クマー
クマー!
クマー!
トドー!
トドー!
ジオラマ
ジオラマ
中にいる人がおかしい…なんでリカちゃん人形を白く塗るの?(爆
中にいる人がおかしい…なんでリカちゃん人形を白く塗るの?(爆
ちなみに三毛別のこの現場に建物が復元され、ちょっとした観光スポットになっているらしいのだが、ライダーハウスの奥さんに「あそこは本当に熊が出るから行っちゃだめ!」と止められたので、やめておく。毎年熊に遭遇する趣味はないもの。

苫前をすぎるとたくさんの風車が見えてくる。丘に並ぶその数、39。2つの会社が所有しているらしい。風は強くないのでこのまま30km, 留萌まで飛ばしていこう。
風車の丘
風車の丘
道は旧羽幌線に沿って(トンネルや道床が見える)日本海にへばりつき、路肩は狭くなり荒れてくる。日本海は暗く沈んだ色で、天気が下り坂なのは見るからに明らかだ。今本州には台風が来ているらしい。
海沿いの道
海沿いの道
羽幌線トンネル
羽幌線トンネル
途中小平(おびら)の街を過ぎると雨がぽつぽつ降り出した。車の台数も増え、ひっきりなしに追い越してゆく。都会に近づいているのだ。今日は留萌に泊まろうと思っていたが、明日雨だったらどうせ鉄道で移動せざるを得ないんだから、今日のうちに旭川まで輪行してしまおう。

留萌のあたり数kmはすでに大きな町である。港湾を過ぎてから踏み切りをわたり、鉄道を見つければあとは駅へと走るだけ。駅についたころには雨も路面を濡らすぐらいになってきていた。駅に入って時刻表を確認すると、今さっき列車が出たばかり。16:14のを逃すと、次は18:18までない。あと2時間弱か…。さっき羆嵐なんか延々と見てなければよかったかな。まぁいいか。

留萌市街
留萌市街
萌…
萌…
夕飯にしようと地図を見ると、安い握り寿司の店がお勧めらしい。しかし、ツーリングマップルの20万分の1の地図なんかで小さな街の寿司屋の位置なんて分かるわけないやな。観光案内所「萌(もえ)」に入れば分かるのかもしれないが、そんなご主人様がお帰りになるようなところに行くのは無駄に気恥ずかしいのであってスルー。ちなみに駅の二階にあるローカル放送局は「エフエムもえる」だそうな。…。とりあえず自転車で市内をぐるっと回ってみたが、雨の中あてもなく走るのは嫌になったので駅前の定食屋に入る。客は誰もなく、店内のテレビは台風が九州にもたらした被害を中継していた。日豊本線が横転したのか。うはは。この台風は今北海道へ向かっているのよね。明日〜明後日は旭川に留まるか、鉄道での移動になるかな。しかしこの前横転したのは羽越本線の485系だったっけ。焼肉定食の大盛りを注文した。大盛り料金は取られなかった。地平線倶楽部でも取られなかったなあ。焼肉うまし。

焼肉定食
焼肉定食
駅
ホームが駅員の駐車場に…
ホームが駅員の駐車場に…
駅のホームは車道からつながっていた。自転車を乗り入れてそのままパッキング。これで改札をガチャガチャ言わせながら通らなくてすむ。というか、ホームに車が2台とまってるんですけど。ちょっと面白い風景なので写真に撮っておく。ちなみに、この駅は16:14の列車までしか改札しない。あとは勝手に切符を買って勝手にホームに行って乗ってね、ということなのである。定時退社ご苦労様である。

しばらくこの旅行記を書きながら(手書き認識だからけっこう時間かかるの)待っていると、キハ54単行がやってきた。かつては留萌本線と羽幌線との接続駅だったこの駅も最近は一日7本程度、ワンマンのディーゼルカーが来るだけになってしまった。羽幌線がなくなって、札幌への高速バスが走る今となっては、もはや本線を名乗る必要もないただの盲腸線。ま、炭鉱を失ってからこうなることは分かっていただろうし、そのうち廃止されてしまうのだろうな…。
昔の運賃表が保存してあった。今はなき駅がいくつもあって郷愁をそそられる。
昔の運賃表が保存してあった。今はなき駅がいくつもあって郷愁をそそられる。
時折明るい国道のライトが見える車窓をぼうっと眺めながら、深川へ。深川駅では30分程度の接続で特急ライラックに乗った。このあたりは各駅停車が一日数本しかなく、特急を使わなければまともに移動もできない。ライラックは781系4連。登場時から当時国鉄の常識であったMM'を組まずにファンを混乱させ…おっと、私としたことが。
そんな鉄道のことなど露知らぬ私を乗せ、列車は20分であっという間に旭川へ。さすがにこのあたりは市街の厚みが違う。旭川は30万都市。今まで「国道から裏通りまで家があれば大きな街」とか「20km半径に店が一軒」とか言っていたのとは次元が違いますな。しかし後ろの変なおっさん、伸びをして俺の席を蹴るのやめてくんないかな(笑)。781系は座席を回すためのレバーとかないんじゃい。強く力を入れて押せば回ってしまうんじゃい。そして無駄に回転させられる私の席。やーめーてー。

旭川の道路はだいぶ濡れていた。どこかの大学のワンダーフォーゲル部という女の子達がマウンテンバイクの旅装を解いている。稚内からオホーツク海沿いに走って、東へ走りきってから輪行してきたそうだ。去年の私みたいだな。今日はご飯を食べてからカラオケで夜を明かすらしい。私はこれから健康ランドで一夜を過ごすつもりである。
健康ランドへは3kmぐらい。国道40号は交通量が多くて閉口する。あとで気づいて青くなったのだが、このとき私は自転車を展開してからステム(ハンドルの下の棒)を固定するのを忘れていた(!) 夜、雨の中交通量の多い国道で転倒していたら…お、恐ろしい。
健康ランドはいわゆる健康ランド(スーパー銭湯とかも同義)であって、いろんな種類の風呂に入った後ビールを飲んでそのまま寝るという最高な夕べを過ごしたわけであった。おやすみなさい。どうせ明日は雨だからゆっくり寝ていればいいさ。

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SHIMURA Harutoki <tt67136(あっと)mail.ecc.u-tokyo.ac.jp>

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