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目次
出発
海上
→沖縄
南部一周
首里
遺跡と海上道路
ドライブ
残波岬
波照間島
石垣島
終了

9/7 一日波の上。


朝陽

朝は潮岬あたりだったか、まだ北に陸地が見えた。この航路、東京→沖縄は陸沿いを、沖縄→東京は沖合を航行するのだ。黒潮が沖縄→東京方向で、沖合の方が流れが速いからである。海面からときどきトビウオが朝日に輝きながら飛び出してきて、5,6秒(十メートル以上)滑空していく。
しばらく朝日を眺めながら朝食(カロリーメイト)を食べ、船室で二度寝。また朝からジジイがうるさいが、そのうちに寝てしまった。船は内燃機関の振動を除けば全く揺れていない。
目がさめてから宮本輝の短篇集「幻の光」と、沖縄に関する本を読む。最近理系の専門書しか読んでないせいか、ちょっと集中力が切れるだけですぐに内容を読み飛ばしてしまう。これは困った。
昼間は前方の甲板に出ることもできた。船の前をなんとなく眺めていた。何隻もの船とすれ違い、貨物船を追い抜く。甲板には女の子もけっこう多くいて、みんな可愛かった。みんな与論行くのかな? ちっ。甲板で沖縄名物?のBlue Seal Iceを食べる。現地では100円だが、船で持ってきている分値上げされて130円になっている。
じきに日が暮れてきた。雲の色が刻々と変わる中で太陽が海に沈んでいく。じっと眺めていくと分からないのだが、ちょっと別の方向に視線をそらしてからふと目を戻すと、はっというほど色が違っている。日没から30分、海上に月光が反射しはじめるまでずっと見とれていた。
涼しくなってきた。船室に戻って宮本輝の「春の夢」を読みはじめる。向こうの部屋では与論に向かうサークルがまた飲み会をやっているらしい。ひたすら「もう一回、もう一回」とか一気飲みさせてら。



右上に映り込んでるのはなんだ?

東の空には月が出た。

日没後の西空。
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SHIMURA Harutoki <tt67136(あっと)mail.ecc.u-tokyo.ac.jp>

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